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ドローンの測位・群飛行

UCSDとの共同研究

共同研究プロジェクト

GPSが使いにくい屋内で、複数のドローンを安定して飛ばしたい

UWBで小型ドローンの位置を捉え、屋内で複数機を飛ばすための測位・通信基盤を研究しています。機体数と飛行範囲に応じた測位の更新頻度や遅延を評価し、無線給電や映像伝送との接続も検討します。

ドローンの測位・群飛行の仕組みを表した概念図

こんな課題をご相談ください

  • GPSを使いにくい屋内で、小型ドローンの位置を把握したい。
  • 限られた範囲で複数機を飛ばすために、位置情報を素早く更新したい。
  • 測位設備の設置数や、機体に載せる装置の負担を減らしたい。
  • 測位・通信・飛行制御をつなぎ、同じ条件で評価できる実験基盤を作りたい。

屋内点検や棚卸し、設備空間の観測などへの応用を見据え、飛行範囲、機体数、必要な位置の精度と更新頻度から構成を考えます。まず位置を観測できる条件を確かめ、複数機の飛行へつなげる方法を検討します。

研究のアプローチ

機体に取り付けたUWBタグの電波を用いて、屋内の位置を推定します。測位の基準となる設備(アンカー)の構成と、複数の機体から信号を観測する方法を合わせて考えます。単一アンカーによる測位を背景に、設置の負担と、飛行に必要な位置情報の品質の両立を目指します。

複数機を扱う場合は、1台の位置が正確に分かることに加え、全機の情報を必要な頻度で更新できることが重要です。位置を推定するまでの遅延や欠測を調べ、飛行制御へ渡す情報と、そのタイミングを具体化します。

小型ドローンのUWB信号から位置を推定し、複数機の飛行と合わせて評価する流れ

研究で扱っていること

小型ドローンに対するUWBの測距精度評価、屋内高密度群飛行に向けた測位手法、単一アンカーUWB測位に基づく群飛行システムを発表しています。測距の基礎評価から、複数機を対象にした測位とシステム構成までを研究対象にしています。

共同研究では、対象の機体や飛行空間に合わせて測位の品質を確かめ、飛行制御との接続を検証します。位置誤差、情報の更新頻度、制御へ届くまでの時間を分けて評価し、必要な飛行動作に対してどの条件が不足するかを調べます。

飛行を支える関連技術

電源については、マイクロ波無線給電、金属製チャンバー内での給電による飛翔実験、マイクロドローンの消費電力評価を発表しています。給電の適用可能性は、機体の必要電力と設備の設置条件から検討します。

映像については、複数UAVの360度映像の適応伝送や、捜索救難に向けたマルチUAV映像伝送を扱っています。測位・群飛行に加え、電源や映像も検討する場合は、それぞれの用途と評価条件を決めて実験を設計します。

共同研究で確かめたいこと

検討する条件評価すること
飛行範囲とアンカーの配置位置誤差、測れる範囲、設備の設置負担
機体数と位置の更新頻度観測・推定の遅延、欠測、通信の負担
飛行速度・経路・遮蔽物追跡が途切れる条件、評価の再現性
飛行制御へ渡す情報と時刻座標系、時刻の対応、制御との接続方法
機体に載せる装置と電源重量、必要電力、搭載できる構成
給電や映像伝送を併用する用途受け取れる電力、送信量、映像品質

小規模な構成から測位信号と機体のログを対応付け、条件を変えて評価します。現場の飛行範囲や運用の目的を共有し、測位・通信・機体側のどこを変更するかを一緒に整理します。

関連する研究テーマ

発表文献

このテーマに関連する論文誌・国際会議・研究会・全国大会などの発表を紹介します。題名・著者名は原文表記を保持しています。

論文誌・国際会議など

  1. [1]

    複数ドローンからの360度映像の適応伝送

    複数のUAVを用いた360度映像の適応伝送を扱う発表です。

    Soya Iimura, Takuya Fujihashi, Shunsuke Saruwatari, Zhi Liu. “Adaptive Multi-UAV 360-degree Video Transmission.” IEEE Vehicular Technology Conference (IEEE VTC2026-Spring), pp. 1–7, 2026-06-09.

研究会・シンポジウムなど

  1. [2]

    単一アンカーUWB測位に基づくマイクロドローンの屋内高密度群飛行システムに関する一検討

    井上 晃志, 田中 晴輝, 波田 凌太朗, 熊代 壮晟, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, Abner Asignacion Jr., 鈴木 智, 猿渡 俊介. 第119回モバイルコンピューティングと新社会システム (MBL) 研究会, no. 14, pp. 1–8, 2026-05-13.

  2. [3]

    捜索救難における一人称視点360度映像のマルチUAV適応伝送

    飯村 創也, 藤橋 卓也, 猿渡 俊介, 劉 志. 電子情報通信学会ネットワークシステム研究会, pp. 262–267, 2026-03-04.

  3. [4]

    ドローンに対するマイクロ波無線給電の一検討

    田中 晴輝, 熊代 壮晟, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, Abner Asignacion Jr., 鈴木 智, 杉浦 慎哉, 猿渡 俊介. 第116回モバイルコンピューティングと新社会システム・第87回ユビキタスコンピューティングシステム・第44回コンシューマ・デバイス&システム・第33回高齢社会デザイン合同研究発表会, no. 4, pp. 1–7, 2025-09-17.

全国大会など

  1. [5]

    マイクロドローンの屋内高密度群飛行に向けたUWB測位手法の初期的検討

    井上 晃志, 田中 晴輝, 波田 凌太朗, 熊代 壮晟, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, Abner Asignacion Jr., 鈴木 智, 猿渡 俊介. 情報処理学会 第88回全国大会, no. 6R-06, pp. 1–2, 2026-03-08.

  2. [6]

    UWBを用いた小型ドローンの位置推定に向けた測距精度に関する初期的評価

    井上 晃志, 田中 晴輝, 熊代 壮晟, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, Abner Asignacion Jr., 鈴木 智, 猿渡 俊介. 電子情報通信学会 ソサイエティ大会, no. B-15-09, p. 1, 2025-09-10.

  3. [7]

    金属製チャンバー内でのマイクロ波無線給電によるドローンの飛翔実験

    田中 晴輝, 熊代 壮晟, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, 鈴木 智, 杉浦 慎哉, 渡辺 尚, 猿渡 俊介. 情報処理学会 第87回全国大会, no. 1ZA-03, pp. 1–2, 2025-03-13.

  4. [8]

    無線電力伝送に向けたマイクロドローンの消費電力に関する初期的評価

    田中 晴輝, 熊代 壮晟, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, 鈴木 智, 杉浦 慎哉, 渡辺 尚, 猿渡 俊介. 電子情報通信学会 ソサイエティ大会, no. B-15-11, p. 1, 2024-09-11.

このテーマについて相談する

利用する空間、機体の大きさと台数、飛行経路、必要な位置精度を共有し、測位・通信・電源の条件と評価方法を一緒に整理します。

最初は、実現したいこと、対象の機器・データ・環境、必要な性能をお知らせください。共同研究で確かめる範囲と評価方法を、一緒に具体化していきます。

共同研究のご相談・お問い合わせ

ins-info at net.ist.osaka-u.ac.jp

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